パニック障害(抗うつ薬・抗不安薬)の薬には多かれ
少なかれ、必ず副作用が生じます。
なかには全く感じないという人もいます。
精神科で処方されるものは副作用が心配ということも多く
聞かれますが、使用上の注意、医師の指示に従っていれば
心配することはありません。
また合う合わないはありますので、様子を見て医師が処方を
変えていくことも大切ですし、患者さんにベストなものを
見出すのが医師の勤めでもあります。
一般的には、眠気、だるさなどがあげられます。
また、ふらつき、胃腸系の不快感、体重の変化
などが報告されていますが、症状がひどい場合には
すぐに医師に申し出ることが必要です。
基本的に抗不安薬は、抗うつ薬に比べて副作用が少ない
といわれています。
副作用は約1週間がピークと言われていますので、
1週間くらいは我慢してみる事も大切かも知れません。
ただし、服薬をすると「嘔吐する」という様な場合は、
他の薬に替えなければならないでしょう。
おもに報告された抗不安薬の副作用です。
(必ず起こる、というわけではなく個人差があります。)
■ジベンゾチアゼピン系向精神薬
・・・・・・・・セロクエル
・薬疹 ・眠気
■ベンズアミド系向精神薬
・・・・・・・・アビリッド
・脱力感
・・・・・・・・セパゾン
・眠気
■消化性胃潰瘍治療薬
・・・・・・・・ドグマチール
・体重増加
・ホルモンのアンバランス
(生理が不規則 ・生理が遅れる)
・極度の眠気
■ベンゾジアゼピン系精神安定薬
(不安)長期作用型
・・・・・・・メイラックス
眠気 ・ふらつき ・体重増加 ・便秘
■ベンゾジアゼピン系向精神薬
・・・・・・・・リスパダール
・ふるえ
■ベンゾジアゼピン系精神安定薬
(不安)中期作用型
・・・・・・・・ソラナックス
・眠気 ・めまい ・体がだるい
・・・・・・・・メデポリン
・眠気
・・・・・・・レキソタン
・眠気 ・体がだるくなる
・・・・・・・・ワイパックス
・抑圧感
■ベンゾジアゼピン系精神安定薬
(不安)短期作用型
・・・・・・・デパス
効いている時と効いていない時の差がありすぎて
体応できないことあり。
・強い依存症になりやすい・息苦しさ・動悸・倦怠感
・頭がボーッとする・睡魔
■ベンゾジアゼピン系抗けいれん薬
・・・・・・・リボトリール
・強い眠気
・・・・・・・・レンドミン
・過呼吸になる ・不安が増す ・貧血
(全国パニック障害克服の会資料より)
副作用の出方には特徴があり、非常に個人差が大きいもの
ですから特にひどい場合は医師に相談して適切な処置、
指導を受けることを大前提としましょう。
自己判断は決してしないようにしてください。
【パニック症候群・パニック障害 原因 症状 治療 克服法】
0 件のコメント:
コメントを投稿